国家資格取得は給与交渉の絶好のチャンスです。
管理者への合格報告の際、給与交渉をしましょう。直属の上司よりも理事長、経営者へ訴えます。
「できない」ではなくて、この空気に負けたら待遇に変わりはありませんし、後輩たちにもストレスフルな仕事を薄給で負わせることになります。
変わらなければ現状のままですし、月額5千円でも変われば子供に習い事をさせられます。
もともと薄給なので失うものは何もありません。
公的機関に勤めている方は、残念ながら給与交渉は難しいです。
なぜなら「人事委員会」という第三者機関が、一定水準以上の民間企業との比較などを元に算出して、俸給表を決めるからです。
給与交渉してみたらどうなる
私は初めての就職・公務以外はすべて入職時に給与交渉をしています。実際年収数十万円高く雇われるなど待遇の向上を引き出していますし、仮に交渉に失敗してもこちらに損はありません。
私が使っている「交渉術の本」を示します。5冊ぐらいを読めば、一般法則が見えてきます。交渉慣れしていない日本人が書いたものは参考になりません。日本では雇用主と交渉するという発想がそもそもないからです。私は日本人ですが、このことを逆手にとり、雇用主が驚き、焦る現象を利用しています。心理学の応用です。
これらの本はいわるゆ「アサーション」とは異なります。交渉に協調性は必要なく、自分に有利に運ぶ方法を教えてくれます。
カウンセラーが学校では絶対に学ばない分野です。
具体的交渉術
本を読み、実践で見出した交渉術を示します。
圧倒的弱者である被雇用者が交渉で勝つには戦略が必要です。
●面接中待遇についての発言は控える。選考を通過後、主導権がこちらに移るのを待ち、交渉を開始
●一回目の提示は断り、さらに良い待遇を引き出す
●自ら希望年収を言わず向こうからの提示を待つ
●相手におもねる態度はとらず、雇用主側が折れるのを待つ
●焦った方が負け、焦らすほど待遇が向上する
ポイントは主導権を握れるターンを待つことです。
これらを駆使すると、雇用主の驚きと焦りを引き出せます。すると交渉はこちら側が主導権を握れるのです。
これは特別な話と思っているでしょう。
私には数年の勤務経験と、自分と家族を守る勇気しかありません。
あなたの勇気が少しずつ自分の生活を変えます。子供に習い事をさせられるならば、私はどんな評価も厭いません。
自分に失うものはありません、家族との大切な時間を安売りできません。
給与交渉をしましょう。
国家資格取得が絶好のチャンスとなるでしょう。