「扶養」には2種類の考えがあります。
●税金面(配偶者控除・特別控除)
●社会保険加入(健康保険・年金)
税金面
パート年収201.6万円以上の人、配偶者の給与所得1220万円より上の方は配偶者控除・配偶者特別控除を受けられません。該当する人は上限を気にせず、ガンガン働きましょう。
実際はパート代が180万円を超えたあたりから控除額が10万円をきり、節約できるのが1、2万円になりますので、160万円あたりからは収入を抑えず働いた方が世帯年収は上昇します。
社会保険加入
2016年より週20時間勤務でも社会保険加入が義務付けられたのですが、従業員501人以上の大企業に勤めるケースのみですから、EAPの公認心理師以外は該当する人は少ないです。
多くの人が悩むのはパート収入130万円前後の人です。
年間パート収入130万円以上の場合、国民健康保険、国民年金に加入しなければいけません。
国民健康保険料は月額約2万円(自治体により異なる)、国民年金は全国一律月額16,340円です。
仮に国民健康保険料を2万円と考えると、
社会保険料は年間約43万円払わなければいけません。
パート収入年間131万円稼いだ場合社会保険料を支払うと、88万円手元に残り、さらに所得税、住民税が引かれます。
結局いくら稼げば得でしょうか。
いくら稼げばお得?
扶養の場合、年間103万円以下の方は税金を気にしなくて大丈夫です。
社会保険料が高いので、130~150万円のあたりで働くよりは160万円以上を目指して、働く方が世帯収入がプラスになります。
公認心理師なら、スクールカウンセラー時給5000円として、一日6時間勤務、年間勤務週35週では、週に1日勤務するごとに105万円ですから、週2日以上勤務なら扶養を外れても世帯収入をプラスにできます。
小さな子どもがいても週2日からなら働きやすいですし、家計もプラスになります。