既存カウンセリングルームに勝つ方法

現在、臨床心理士がいるカウンセリングルームのまとめサイトを作っています。「カウンセリングNabi」。その過程で残念なカウンセリングルームHPに起こりがちなことに気が付きました。

残念なカウンセリングルームHP

  • プロフィールがない
  • 顔写真がない、似顔絵、証明写真、偉そう
  • 料金がわかりにくい(高い、弁護士1時間5000円)
  • HPがない、内容が無い、広告が張ってある
  • 他施設と連携しないためリンクが張られていない
  • 何の技法を使うのかわからない
  • 対象が広すぎて何を相談したらいいかわからない
  • 男性が家庭に訪問するサービスは怖い
  • 守秘義務等倫理について書かれていない
  • 名前がバラバラで、占い、マッサージ、行政書士、探偵事務所かわからない

ここから、自分が開業時勝てる方法が転がっています。

勝つ方法

既存のカウンセリングルームと競合して勝つ方法ですが、競合するのは、実は占いやマッサージなどの他業種です。

相談者は美しいHPのカウンセリングルームを選びますし、プロフィールに写真があれば信頼できます。臨床心理士以外の業種はこれをよくわかっていて、HPをかなり作りこんできます。最初から集客の大切さを知っている占い師と、放っていおいてもお客さんがくる思っている臨床心理士といった様子。勝ち目がありません。

上記の弱点をすべて改善し、美しいHPとSNSを使えれば、勝てるでしょう。カウンセリングスキルは、開業しながら身につければいいです。ここは同業者が足を引っ張るところです。「きちんと」「技法が」と言って、新規参入を阻もうとするのは同業者。お客さんを集め、満足させられればお金を払う、と言う単純な仕組みの中にいるだけなんですけどね。

私はカウチに寝かせられてのカウンセリング?(すみませんイメージです)、などは避けたいです。他人、とりわけ異性の前で横たわるようなリスクの高いことはできません。まず財布を胸の上に置いとかなければいけないし、リスクに備えて動画撮りますね。

カウンセラーの性別とは

開業カウンセラーは、男性割合が高いです。妻の支えでキャリアを積めたであろう大学の先生、元教員などのカウンセラーです。

ただ、考えなきゃいけないのは相談者は圧倒的に女性です。日本での女性の地位は世界でもとても低いことが指摘されています。

「ジェンダーギャップ指数」

相談に来るのは女性や障害のある弱者である、と言う視点はとても大事です。女性が置かれている環境は同性である方が理解されやすいでしょう。また、訴えとして多い、嫁姑の確執や障害児を育てることの大変さなど環境がもたらす苦悩を、個人の内面に原因を帰属するカウンセリング方法は相談者を失望させます。

このような理由で、私は女性や障害のある方の身になって考えられるような方々にどんどん開業してもらいたいと考えています。どんな技法でもいいから、カウンセラーの根幹には弱者救済の熱意があること、これが治療となるでしょう。

HPさえ作れば、女性や育児中でも低リスクで開業にチャレンジできることを知ってもらえたらと思います。

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