精神科病院で働く お金編

公認心理師≒臨床心理士とするならば、その5割は医療機関で働きます。

初任給はいいとこころで月18万からスタート。年間5000円程度の昇給が見込めます。ボーナスは組合が強いところで年間3.25ヵ月分です。

つまり年間所得

18万×12=216万

ボーナス18万×3.25=58.8万

合計すると年間所得274.8万円です。※好待遇な病院の例

●精神科病院の法人格別給与について

 精神科病院は法人の種類によって待遇に差があります。

1位 国立病院機構

2位 地方自治体等公営の医療機関

3位 社会医療法人

4位 医療法人

5位 個人病院

と言うランクです。

私が先ほどから「いいところ」「好待遇」と言っているのは、医療法人でありながら、2位の地方公務員の給与規定の精神科病院で働いていた例です。

法人格別に待遇に差がある理由は給与規定によります。

給与規定とは、経験年数でどれくらい昇給があるか定めたものです。

国立病院機構の給与規定は、国家公務員の専門職と同じ計算方法です。

地方自治体病院と社会医療法人は地方公務員の給与規定に準じていることがあります。

これら3位までの医療機関は給与も常識的ですし、有休も取得しやすいことがあります。

4位以下はさほど待遇に差はないでしょう。給与が低く(初任給16万~)有休も取得しにくいです。ボーナスが幸いにも2ヵ月分出たとして224万円程の給与です。病院の理事長が医師か、事務職かでも職員の働き方は大きく変わります。

また、先述した通り、職場の労働組合が強いかで、ボーナス支給額が決まります。

新たに公認心理師となるあなたが、組合に参加するかどうかでボーナスの額は変わるでしょう。

他に考えたいお金として研修費があります。上述した通り好待遇の医療機関ほど研修費用の予算が組まれている場合があります。例えば年に一回遠出の出張費用がでるなどです。具体的には研修料、研修先までの交通費と日当が出ることがあります。

部署単位で購入する書籍代も予算が組まれている場合があります。医療系の専門書籍は5000円を超えてきてとても高額です。

結論は精神科病院勤務の給与は300万をきるところからスタートします。

厳しい現実を受け入れることから公認心理師の仕事が始まります。

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